看護師となって、30年余り。
病院勤務をはじめ、訪問看護ステーションや地域包括支援センターなど、
医療と介護の現場で経験を重ねてきました。
私が看護師として、みなさんにお勧めしたいのが、フットケアです。
私自身が10代の頃から、頻回に捻挫(ねんざ)を繰り返していました。
整形外科病棟の勤務をしても「どうして捻挫を繰り返すのか」という、
疑問が解決することはありませんでした。
地域包括支援センター勤務時代に、高齢者向けの介護予防講座の従事者研修で、
初めてフットケアを知り、その重要性を痛感しました。
フットケアを学ぶことにより、捻挫などのケガを回避できる手段が見え、
スポーツのパフォーマンス向上させることができると実感しています。
だからこそ、
多くの方が「足や靴についての正しい知識を持つこと」が必要であること。
また足の健康相談で「既に10代から外反母趾など足の変形が始まっている」ことを目の当たりにして
「年齢に関係なく、日々のセルフフットケアが、生涯の健康生活には必要」と思うようになりました。
そこで、足のことに関心のある人から、ひとりでもフットケアの知識を持ち、
必要なセルフケアができる支援をしたいと思い、
訪問フットケアの専門看護師として開業しました。
私自身も年齢を重ね、だんだん変化していく自分の足と向き合いつつ、
生涯歩ける足作りを日々実践しています。
私が学んで実践しているフットケアの方法が、
ひとりでも多くの方の健康へお役に立てたらと思っています。