5月31日~6月6日は、禁煙週間です。
先のブログでは、受動喫煙の恐怖について、お伝えしました。
喫煙している方が「やっぱり禁煙しよう」と思ったら、
どうすればよいのでしょうか?

あなたは、どの方法で禁煙をしてみますか?

禁煙をする方法としては、いくつかの方法があります。

    1. 気合を入れて自力で禁煙をする
    2. 自分で薬局で禁煙治療薬(パッチ剤やガム)を購入する
    3. 医療機関での禁煙外来に通う

1.気合を入れて自力で禁煙をする。
一番お金がかからずにできる事ですが、

タバコはニコチン依存症ともいわれるので、

依存の鎖を断ち切ることは、簡単なことではありません。

2.薬局で市販の禁煙治療薬を購入・使用する。
禁煙治療薬で、ニコチン切れの症状を緩和してくれるので、
何も使わないで禁煙を挑戦することよりは、禁煙しやすい。
薬剤師さんも禁煙のコツを教えてくださるので、心強いと思います

3.医療機関での禁煙外来に通院する。
規定の問診に回答し、ニコチン依存症と診断された場合に限り、
医療保険を利用して、3か月で5回の禁煙治療ができます。
禁煙治療補助薬を使用して、
医師や看護師とカウンセリングをしながら治療をしていきます。

私はクリニックで禁煙外来を担当していましたので、
3.医療機関での禁煙外来治療について、ご紹介します。

医療機関での禁煙外来では

医療機関での医療保険を使った禁煙治療は、
ブリックマン指数(今までにタバコを吸った本数)を計算し、
200を超えたら適応となります。
つまり
1日の喫煙本数×喫煙していた年数>200  です。

また日常生活での場面で、タバコ依存度の質問や
禁煙治療に対して説明を受け、治療に同意することなどが、
必要となります。

若年者の禁煙治療は、効果絶大!

35歳未満の方は、ブリックマン指数が200を超えることは、
かなりハードルが高いので、
昨年から35歳未満の方は、
ブリックマン指数については、診断から除外となりました。

若年者の方は、依存にもなりやすく、
身体への影響も大きいのですが、
きちんと禁煙治療をすることができれば、
ニコチン依存症から脱出できるそうですよ。

だから、若いうちに身体の負担を軽くすることで、
後々の自分の健康や人生を良い方向になります。
ぜひ、禁煙をしましょう!

禁煙治療の重要なポイントは、「自分の生活行動サイクルを変えること」

禁煙治療は、自分の喫煙習慣を見直すことから始まります。
タバコが入り込んだ生活パターンから、
タバコの吸うタイミングをなくすこと。
つまり、
「自分の生活行動サイクルを変えること」が重要です。

例えば、朝起きたら、まずタバコの方。
今までは、そのまま考えずにタバコを吸っていたでしょう。
それを
起きたら、すぐ歯磨きをする、シャワーを浴びるなど、
自分のできる行動に変更するのです。

仕事中の一服や食後の一服の習慣の方。
タバコを吸っていたのを、
ガムやお茶、昆布などで、口さみしさを補う。

飲み会など、アルコールが入ると吸ってしまう方。
まず席の確保が重要です。
タバコを吸う人の隣など、誘惑に負けやすいので注意!
飲みすぎには注意し、ツラくなったら氷水で対処など、
自分なりの対処法をひとつひとつ考えていきます。

自分だったら、どう対処するか、
自分の生活行動をオーダーメイドで組み直す作業です。
この部分ができると、
禁煙成功する確率をグッと押し上げることにつながります。

禁煙治療薬は、あくまでも補助

「自分の生活行動サイクルを変えること」を後押しするのが、
禁煙補助薬です。
薬は、あくまでも補助です。

医療保険が適応できるのは、飲み薬と貼り薬の2種類。

・飲み薬(バレニクリン)
ニコチンが体内に入ると脳にあるニコチン受容体を薬でフタをしていき、
ニコチンが入ってくると、不快に感じるようになる。
いわゆる「タバコが嫌いになる薬」

・貼り薬(ニコチンパッチ)
タバコが吸いたくなるのは、ニコチン切れの影響と考え、
貼り薬で微量に皮膚からニコチンを吸収させ、
ニコチン切れをおこさない状態を作る。
はじめは用量が大きいが、徐々に小さくしていき治療します。

どちらも、薬なので副作用があります。
副作用が出た場合、対処する方法の指導や
別の薬を処方をすることがあります。

失敗しても、諦めずに禁煙をトライアルすることが大事

禁煙外来では、
・「生活行動サイクルを変える」ための、カウンセリング
・禁煙をしたことによるメリットを確認
・禁煙補助薬の効果や副作用の確認
・肺機能検査やCO(一酸化炭素の測定)や体重測定
などを、医師や看護師と共有しながら治療をしていきます。

ニコチン依存症の治療なので、
どうしても「ちょっと吸ってしまった」ということも、よくあります。
だからちょっと吸ってしまったとしても、
医師や看護師は、怒ることはしません。

失敗しても、禁煙する決意を変えず、
「がんばって禁煙治療を継続する気持ち」を大切にします。
だから、安心て外来へ行きましょう。

「なぜ吸ってしまったのか」と理由や行動を振り返り、
次に同じような場面に遭遇した時に、どう対処するかを用意するのです。
失敗を重ねても、自分の行動を修正していけば、
「卒煙」を手に入れられるのです。

自分はもちろん、周囲の家族や仲間の
笑顔と健康を禁煙で手に入れましょう。

それができない、あなたは、
どんどん上がっていく、タバコ税を払い続ける上に、
自分や周囲の家族や仲間の健康を害していきますか?