リーフレットで薬の塗り方を確認しよう

皮膚科で出る塗り薬は、
普通かゆみだったり、発疹(できもの)など、
問題のあるところに薬を塗って治すことがほとんど。

しかし水虫に関しては、ちょっと違います。

足の水虫ならば、薬を塗るには足全体です。

正しい水虫薬の塗り方は、
こちらからどうぞ>>意外と間違いがちの水虫(白癬)治療

私が関わった人の多くが、
きちんと水虫の塗り薬を塗っていなかったために、
足水虫が爪水虫になってしまっている方が多いのです。

今の水虫薬は「かなり治療の効果が高い」と
製薬メーカーのセミナーで聞きました。

なのに、

なかなか足水虫が治らず、爪水虫になってしまうのは、
皮膚科や薬局で「正しい水虫薬の塗り方」の説明を受けていない。

だから、
患者自身が正しく水虫薬を塗ることができないのでは?
と思っていました。

皮膚科や薬局で正しい薬の塗り方を教えてもらえないワケ ~私の個人的見解~

hold one's head皮膚科を受診しても、
診察を受けるのに1時間程度待ち時間はよくあること。

診察は医師に患部を見せて、
薬を処方されるだけの数分診療。

水虫ならば、皮膚の角質を採取して、
顕微鏡で菌の有無確認作業もあるので、
もう少し長めですね。

水虫菌の確認が取れたら、1か月分程度分の薬が出るので、
薬を塗ってなくなる頃、再診するように言われます。

水虫の場合、具体的に薬の塗り方まで説明してくれることはあまりなく、
医師は多くの患者を早く診察をしていきたいので、
薬の塗り方の説明が、カットされてしまうのではないかと思います。

薬局では薬にもよりますが、診察ほどではない待ち時間があり、
受け取る患者側も診察の待ち時間に疲れ果てて、
さっさと薬を受け取り帰りたい。

薬剤師からの説明も「はい、はい、はい」とせかしつつ、
聞き流しているのではないでしょうか?

皮膚科でも薬局でも、
薬の塗り方の説明をしてもらう機会を逃しているような気がします。

これは私の個人的見解ですが・・。

 

製薬会社が作ったリーフレットで説明を受けました

先日、私の親の皮膚科受診に同行したとき、
爪に直接塗る薬が処方されました。

皮膚科の看護師より薬の注意事項の説明とともに、
製薬会社のリーフレットがもらえました。

家に帰ってからリーフレットをしっかり読み直し、
きちんと薬を塗っているようです。

また薬局では、
足全体に塗るクリームのリーフレットをもらいました。

正しい量の薬を必要な場所に塗ることで、
約1か月で処方薬を使い切り、再度皮膚科を受診。
ちゃんと治っていくことが実感できました。

 

 

 

                                           ダブルクリックで拡大できます →

 

爪水虫の治療は、爪にマニキュアを塗るような薬がある

         ↑ ダブルクリックで拡大できます ↑

爪水虫になると、爪が分厚くなるだけでなく、
爪の色が濁ってしまい、
素足でサンダルが履けないということも。

爪水虫には、爪の治療だけではなく、
足全体にも軟膏を塗ることが不可欠なのです。

爪水虫には、皮膚より薬の成分の浸透が悪いので、
皮膚に塗る薬より濃い薬が出ます。

爪にマニキュアを塗るように、
はけ状かマーカーになった容器に入った薬を塗るのです

以前は液状のタイプが主流だったのですが 
最近は塗りやすさが考えられて、薬の形態が変わったようです。

また爪水虫には、飲み薬もありますが、
肝臓に影響あるので、定期的に採血を行います。

爪水虫には、飲み薬の効果が高いようですが、
持病や飲んでいる薬によって、飲み薬の適応がない場合もあります。

 

聞いてみよう! 薬のリーフレットが欲しいです!と

製薬メーカでは、きちんと薬を塗って治療してほしいので、
リーフレット(薬の指導せん)を用意していることがあります。

皮膚科や薬局で、自分の薬の指導せんがあるか、
一度聞いてみてはいかがでしょうか?

意外と発見があるかもしれません。

何よりも、処方された薬を正しく塗ってはじめて、
治癒を目指せるのです。

正しく薬を塗ること、それは簡単なようで難しい。
何よりもまずは「どのように塗るかを知ること」ですね。