水虫治療は、家族内で一斉が効果的
先日実家の両親を連れて、
皮膚科受診してきました。
元々は父の足の水虫からはじまり、
皮膚科で薬を処方されても、
きちんと薬を塗れず放置・悪化。
両親ともに爪水虫を発症してしまいました。
長年悩んでいた水虫を何とか治療したいと母が言い、
父も同意したこともあり、両親を皮膚科へ連れて行きました。
水虫の感染は、足に付着した角質から始まる
暑い夏場の時期、
自宅内では素足で過ごしたくなるもの。
家の中で素足で歩きまわることにより、
床やマット類に水虫菌をばらまいてしまうのが原因。
ばらまかれた水虫菌がついた角質が
足に付着して感染します。
入浴時のバスマットは
個別に分けて使用することも必要。
しかし、もっと大切なのが、
入浴時に足をきちんと石けん等で洗い流すこと。
なかなか足を丁寧に洗う習慣がないと、
水虫菌を足の中に侵入させてしまうきっかけになります。
水虫はしばらくは皮膚の表面にいますが、
だんだん皮膚の奥の層に入り込んでいきます。
最終的には爪に入り、爪の細胞を破壊。
水虫にとって爪は硬く守られて居心地が良い場所
薬の浸透も皮膚より劣るので格好の生息地。
爪が分厚くなり、
爪切りで爪を切ることができなくなってしまいます。
それが爪水虫(爪白癬)なのです。
高齢者が水虫感染しやすいワケ
年齢を重ねると、
・皮膚の層が薄くて・もろくなる
・皮脂の量が減り、肌の保湿力が低下する
・身体の柔軟性の低下や関節痛などの持病がある など、
自分の足を見て・セルフケアをすることが、
難しくなるケースが実に多いのです。
水虫菌が着いた足の裏や足指の間など、
毎日
洗い流すことが難しく、
保菌状態が維持されてしまう。
皮膚の層が薄く・もろくなることに対しては、
肌の保湿をすることにより対処が可能です。
お風呂上りなど、皮膚がキレイにした時、
市販のボディローションなど、
保湿剤を塗ることが効果的です。
その皮膚がしっかりと防御する力がないと、
簡単に菌などが侵入してしまいます。
また、足腰の筋力低下や持病などの影響で、
通院自体が困難となることも。
水虫では痛みなどあまり自覚症状がないので、
ついつい放置してしまうケースが多いようです。
まずは、患者本人が水虫を治したいという意思があり、
毎日足をキレイにして、処方された薬を正しい量と場所に塗る。
具体的な薬の塗り方は、
こちらからどうぞ≫≫意外と間違いがちの水虫(白癬)治療
治療は数か月かかるので、あきらめずとにかく継続。
家族内で水虫の症状がある人が複数いるなら、
同時に治療すると再感染のリスクも減らせます。
家庭内で水虫を退治するなら、家族みんなで足キレイに洗い、
症状がある人は薬を正しくしっかり塗る。
お互いに感染機会を減らす意味で、
室内でも靴下を履くこと良いでしょう。
「急がば回れ」の皮膚科受診・治療
爪や足の角質を顕微鏡で水虫菌の有無をチェック。
市販薬もありますが、
薬が合わず薬で「かぶれる」こともあるそうです。
市販薬を利用すると、
皮膚科を受診する手間がありません。
でも、本当に水虫なのか、治療が間違っていないか
確認ができないデメリットがあります。
きちんとした診断・治療をするのならば、
やはり皮膚科受診が良いと思います。




