医療と介護保険の訪問看護

訪問看護は、2000年に介護保険制度が始まる以前から、
医療保険でのサービスはありました。

私は介護保険制度が始まる少し前から、
診療所に併設された訪問看護ステーションに勤務していました。
当時は「訪問看護って何をしてくれるの?」という質問が多く、利用もかなり少なかった。

入院での治療・療養が当たり前の時代から、在宅療養への転換

しかし近年、急速な高齢化が健康保険の赤字が増大し、医療費抑制が急務に。
入院のベッド数を減らし社会的な入院抑制、そして在宅療養を推進するようになりました。

病気の治療が終われば退院。

本人・家族が退院の意思もあまり固まらないまま、退院を勧めめられることも。
仕方なく退院したが、どう療養生活や介護をして良いのかわからない。

そんな時に利用するのが、訪問看護。
主治医やかかりつけの指示書の下で、定期的に訪問看護師のケアを受けることができます。
病状の観察や相談、簡単なリハビリなど。
訪問看護師が状態によっては、主治医と連携を取り入院等の橋渡しも行います。

介護保険での訪問看護利用は申請が必要

訪問看護は介護保険であれば、介護認定を事前に申請しておくことが重要ですが、
40歳以上の方も、定められた疾患の方であれば、介護認定を受けて利用することも可能です。

介護認定を受けられる対象でない方でも、主治医が訪問看護が必要であると認めれば利用は可能です。

訪問看護も訪問診療(医師の訪問)と上手に利用していけば、
住み慣れた自宅で生活することの方が、入院するよりずっとご本人は安心できると思います。

現在では随分、訪問看護が普及してきました。
利用経験のない方は「どのように利用すればよいかがわからない」のは当然のこと。
そのような時は、担当しているケアマネージャーや地域包括支援センターなどへ
相談をしてみることをお勧めします。