子どもの靴は、多少大きくでも仕方ない?

「子どもの靴は、
成長とともにあっという間に履けなくなるから、
多少大きいサイズでも仕方ない」
そう思っていませんか?

 

足のサイズに合わない靴を履くということは、
成長を妨げるだけではなく、
関節や骨がまだ柔らかい子どもにとって、
足を変形させてしまう、大きな要因になってしまうのです。

私自身も、自分の子どもに大きめの靴を履かせていました。

足指・趾(あしゆび)が、縮こまってしまうハンマートゥになりかけたり、
足首が不安定になり、何度も捻挫をさせてしまうという失敗がありました。

 

子どもが小さければ小さいほど、
足の苦痛や異常を訴えることは難しいです。

その分、親が足の状態をチェックして正しい靴選びをすることを
子どもの代わりにしなければなりません。

足のチェックは、洋服がサイズアウトしたら、
一緒に行うようにしたいものです。

 

 

日本では、正しい靴選びや履き方を学ぶ機会がない

靴の先進国、ドイツでは子ども用の靴屋さんでは、
長時間でも、子どもが飽きないように
おもちゃなどの遊具があるそうです。

子どもであっても、靴を購入するときには、
しっかり靴の試し履きをした上で、購入をすることが普通なのです。

私自身の経験では、
靴の選び方や履き方について学ぶ機会が、
今までなかったように思います。

そのため、何となく
靴のデザインや価格を中心に選んでいるのでは
ないでしょうか?

 

子どもだけではなく、大人でも足に合わない靴を履くことは、
肩こりや腰痛など、身体の不調の原因になっているのです。

子ども時代にきちんと足と靴の付き合い方を知り、
しっかり足の成長発達を遂げておくことが大切です。

そうすれば、後の人生で身体の不調に悩まされるリスクが減らせます。

 

まずは、足や靴の正しい取り扱いを知ろう

私自身、子どもの頃に靴選びや履き方を
きちんと教わった覚えがありません。

何となく、適当に靴を履いていたら、
頻回に足首のねんざを繰り返し、
仕事など生活に支障を起こすことがしばしば。

足爪が剥がれたり、足の小指(小趾)の爪が分厚くなったり、
足裏のタコやウオノメができたりと、
年齢を重ねるほど足のトラブルに悩みました。

 

看護師でも足のことは、あまり勉強する機会がなく、
整形外科病棟に勤務していた時も、足のケガは骨折などがある程度。

私が悩んでいた足のトラブルを解決するに至るような機会には、
なかなか恵まれませんでした。

結局、自分で足のことを学びに行ってから、
足のこと、靴選びや履き方など、目からウロコなことばかり。

「何で知らなかったのだろう」と考えたら、
あえて教えてもらう機会がなかったことに気がつきました。

だから、足のこと・靴のことを正しく知ってもらい、
人生の100年の今、しっかり足を活かせるよう、
足作りのコツを伝えたいと思いました。

生まれてきた子ども達が、
私と同じようなことに悩まないように。

 

たかが靴、されど靴

中学校の運動会でのこと。
障害物競走で、網の下を潜り抜ける障害で、
2人の生徒の靴がスポッと脱げていました。

きちんと靴を履いていれば、その程度の運動なら、
靴が脱げることはないはず。

とても危険であるし、ケガの元です。

学校の昇降口では、靴の履き替えで生徒が集中するので、
どうしても、
スポッと靴を履いて済ませてしまうようです。

正しい靴の履き方は、
踵を合わせて靴ひもをしっかり締めること。

足と靴が一体化して、フィットして気持ちよく、
歩いたり、ダッシュする足も軽く感じます。

ぶかぶかとした靴では、靴の中で足が歩く度に前後左右動きます。
足首もグラグラとなりやすく、足全体が不安定にな中で走ると、
スピードが上がりにくいような気がします。

足の健康相談でも、相談者に靴を脱いでもらうと、
スニーカーでも、靴ひもはいじらずに脱ぐ人が実に多い。

日常的に靴は脱ぎ履きのしやすさ優先で、
靴ひもはゆるゆるで履いている人が大半を占める現状。

靴ひもゆるゆるでは、足首を中心とした足部が不安定になり、
ベストパフォーマンスが難しくなります。

ましてや、
ねんざなどのケガを誘発になってしまいます。

たかが靴、されど靴。

いくら高機能で高価な靴を手に入れても、
正しく履かないと意味はありません。

小さい頃から、正しく靴を履くことは、
足だけではなく身体の全体の成長はもちろん、
長い人生の健康土台を作ることにつながります。

 

足を整えて靴を正しく履いて、パフォーマンスが向上する

自分に合っていると選んだ靴を履いたのに、
運動すると母趾(ぼし)足の親指の爪が浮いて剥がれる、
足の裏や足指に靴ずれができるようになりました。

足のトラブルの原因と対処法を調べることから、
足と靴の関係を勉強をすることにより、
正しい靴選び・靴の履き方の重要性を痛感しました。

そして、靴を足が一体となることにより、
自分が持っている力を発揮することができます。

すなわち、
ベストなパフォーマンスが可能になるのです。

 

・かけっこが早くなりたい。
・トップアスリートを目指したい。
・足のケガをしないようにしたい。

そのように思うのであれば、
まずは足のこと・靴のことを基本から学んでみませんか?

日頃のちょっとした行動で、
お悩みがクリアできるかもしれませんよ。

 

子どもも大人も、靴選びの注意点は同じ

今量販店で売られている靴の多くは、
いろいろなメーカーが製造している既製品。

靴のタイプ・デザイン・メーカーにより、
同じサイズでも履き心地は違います。

その中から自分に合った靴を選ぶのは、
かなり難しいと感じます。

シューフィッターさんがいるお店で、
きちんと自分の足について相談。

靴のプロの目でチェックとアドバイスをもらいましょう。

靴の特徴を把握した靴のプロが、足や靴の気になる点を解消し、
足に合った靴を多くの靴から選びやすくなります。

自分のサイズだけが全てではありません。
前後のサイズも試着しましょう。

 

まずは、靴ベラを使って正しく靴を履く。
それは、足の踵(かかと)と靴の踵をきちんと合わせること。
踵は靴のゼロ点なのです。

踵や踝(くるぶし)など、足の出っ張っている骨ど、
気になる当たり感はありませんか?

当たり感がある=後に靴ずれが起こる可能性があります。
靴を試着したまま、店内を10分程度歩き回ってみましょう。

どうですか? 気になる点はありませんか?
意外とチェックポイントがあるものです。

 

きちんとした子どもの靴選びを知るには、
まずは親など周囲の大人が、
正しい靴選びと履き方を知ることが先決です。

訪問看護BLUE*GREENでは、
シューカウンセラー資格を持った看護師が、
足サイズを計測し、靴選び・履き方を実習を交えてお話します。

生活の中で、子どもの足を育む秘訣も
アドバイスします。

 

例えばこんなお悩みをお持ちの方
  • 自分の足の状態を知りたい
  • 手持ちの靴が自分に合っているかどうか見てほしい
  • 足の爪と足指(趾)が普通と違うような気がする
  • 子どもが靴を履くと痛がる、歩くのを嫌がる

 

不定期開催ですが、コミュニティスペースで、個別相談会を開催しています。
お近くの方、ぜひお越しください。

子どもの足の成長に合わせた靴選びのコツ

(ワンコイン・足からの健康相談)

個別相談20分 500円(事前予約制) 

相談の会場は、こちら

コミュニティスペース シェアリーカフェ      
    横浜市都筑区中川1丁目17−22 ガーデンプラザ宮台 402
    横浜市営地下鉄ブルーライン 中川駅より徒歩4分  

    建物1階は、ジューンベリー(パン屋さん)横の入口より、
    エレベーターで4階へ上がってください。

    場所がわからない場合は、お電話ください。

 

    <お願い>
     会場には、駐車場・駐輪場がありません。
     近隣のコインパーキングなどをご利用ください。

 

出張での相談会も可能です。

個人と限らず、お友達と一緒に、サークルなどの仲間で、
ある程度まとまった人数でのご相談の方がおトクです。

ひとりずつの相談・レクチャーから、
みんなでワイワイとワークショップスタイルでも、
ご要望をお聞かせください。

会場は、お好きな場所へお伺いします。

 

 

その他、何かご不明な点・リクエストなど、
下記のお問い合わせフォームまたはお電話で、
お気軽にお問い合わせください。

<関連記事>
 ・子どもは裸足で、足裏感覚センサーを発達させよう
 ・子どもの足を育む方法とは?
 ・女性のための足活講座・彩足健美(さいそくけんび)

 

お問い合わせ・ご相談は、お気軽に

ちょっとしたことでも、お気軽にご相談ください。