人生の中で、足について学ぶ機会はない?
いつ自分の足の爪や皮膚の手入れや、靴の選びや履き方など、学んだか覚えていますか?
日常的に何気なく行っていることですが、なぜするようになったのでしょう?
学校でも学んだことはなく、何となく親からの教え・・?
近年、介護予防プログラムのひとつと取り上げられ、
運動・口腔ケア・認知症予防などのひとつとして、
高齢者を中心に講座が展開されています。
横浜市内のケアプラザで開催されている、フットケア講座も担当しています。
健康への意識が高い、多くの方が熱心に参加されています。
まずは、自分の足のことに関心を持つことから
爪の水虫である、爪白癬(つめはくせん)
爪の切りすぎが原因の陥入爪(まきづめ)
足のアーチである、土踏まずの崩れによる、
偏平足(へんぺいそく)・
開帳足(かいちょうそく)などは、
自覚症状がないことが多いです。
足に合わない靴が原因で多い外反母趾(がいはんぼし)など、
それぞれの病名は、耳にしたことはあると思います。
でも、実際にどう対処すればいいか、
具体的な方法は、意外と知られていない気がします。
なぜそうなるのか? どうすればよいのか?
知りたいと思いませんか?
足活(あしかつ)講座では、原因から対処のコツなども、きちんとお話します。
みなさん、ひと目に触れやすい顔や手などは、
コマメに手入れをされるのですが、
足は靴で隠れてしまうからか、手を抜いてしまいがちです。
まずは「足を観察すること」を日々の生活の中で、意識してみるだけでも、足のトラブル改善への第一歩になるのです。
子どもの足は、柔らかく未発達な状態から成長する
赤ちゃんは、足が未発達の状態で生まれてきます。
首がすわる→寝返り→お座り→ハイハイ→つかまり立ち→伝え歩きなど、全身の成長発達と共に、足の骨が軟骨からしっかりした骨に変化をしていきます。
近年は住宅環境の影響で、あまりハイハイをすることもなく、つかまり立ち→伝え歩きとなり、足の成長発達が不十分な人が多いようです。
足の筋肉や腱が十分に発達しておらず、スリムで柔らかい「こんにゃく足」の人が多いような気がします。
子どもの成長発達の「ゴールデンエイジ(3~14歳)のうち、プレ・ゴールデンエイジ(~5歳まで)は、足裏の感覚や趾(あしゆび)が使えるように、遊びを通した運動が大事な時期」と言われています。
運動系の習い事をするよりも、日常生活の中で「足裏を刺激する、楽しい遊びをすること」が、子どもの足を育む重要なポイントです。
「足裏を刺激する遊び」とは言っても、何をすればいいのでしょうか?
子どもの足活(あしかつ)講座では、「おうちでできる、親子で足を育む遊び」をご紹介。講座でも実際にやってみるプログラムです。
足に合った靴選び
柔らかい子どもの足を包む靴も、足にきちんと合わせて、正しく履くことも大事です。

踵を合わせて靴を履いてますか?
みなさん、靴選びは何をポイントにしていますか?
「子どもの足は大きくなるから、大きめの靴を履かせてます」という方が多いのですが、それはNGです。
いつの間にか足が成長して、靴の中で趾がこんなことになっているかも?
子どもの足は柔らかく、年齢が小さい時ほど「痛みなど足の異常」を発信できません。
親など周りの大人が、子どもの靴選びや足の様子を日ごろからチェックすることが必要です。
親など大人世代でも、幼稚園や学校では、正しい靴の履き方など、学ぶ機会はなかったのではないでしょうか?
ぜひ足活(あしかつ)講座で、足のこと・健康のことを学んでみませんか?
子どもから大人まで、年齢に関係なく、意外と知られていない足のトラブル。足について関心を持った、気がついた今からできること。
さあ、はじめましょう。
足のトラブルから関節痛など、全身の健康にも影響します。
日ごろから「足について意識」をして、生活しましょう。
そのノウハウをお伝えしたいと思っています。
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