スローカフェで、セルフフットケア講座開催してきました

先日、ワンコイン・足からの健康相談で利用している、
シェアリーカフェで、セルフフットケア講座を開催してきました。

高齢者向けの介護予防事業のひとつで、
お茶や昼食の提供(600円)があり、
その中で60分ほどの講座の担当をしました。

参加者は、自力で来所又は家族の送迎等で来所。

来所されると、
顔なじみの仲間で、おしゃべりに花が咲いていました。

足の構造と機能を知って、足のすごさを知る

テーマは、「自分の足に関心を持とう」

足の構造と機能と、知ってほしい足の病気について

「何かしら気になる症状がない限り、じっくり足を」観察しないのでは?」と思ったので、
自分の足に実際に触れながら、話を聞いてもらうことにしました。

人によっては、片足を膝上に乗せる姿勢が難しい方もいます。
そのような方には、椅子を1台お渡しして足を乗せてもらいます。

靴下も任意ですが、脱いでもらい、
足を見て触れて感じながら、耳を傾けてもらいます。

 

その中で注目してほしいのが、趾の機能。

趾(あしゆび)とは、
足で止めるということ。
つまり踏ん張り、バランスを取る機能があります。

足の健康相談でも、趾が浮いている浮指の方は多いし、
積極的に歩く人は、世代に関係なく少ない気がします。

趾は、バランスを取る以外にも、
歩行の推進力となるので、使えないのは損。

 

実際に、趾をほぐし、趾じゃんけんやタオルギャザーをご紹介。

90代の女性の方は、見事な趾じゃんけんをされていました。
昔は、足袋を履いて踊りをされていたのこと。

しっかり趾を動かすことは、一朝一夕ではできないこと。

でも、できないと嘆くことなく、地道に趾トレーニングしていけば、
時間はかかっても、足はきちんと答えてくれるのです。

 

 

足のチェック・ケアをしておけば、怖い足の病気も早期発見が可能

あまり足の病気を耳にすることは、少ないと思います。

しかし、近年気をつけたほうが良い病気に
「下肢閉塞性動脈硬化症」という病気があります。

これは、足の動脈硬化、足の血管の梗塞で血流障害。
脳梗塞や心筋梗塞の足の血管梗塞版の病気です。

最悪の場合、足の切断をしなくてはいけません。

自力での歩行が困難になると、生活の質(QOL)低下し、
介護が必要になることが多いのです。

 

動脈硬化は、年齢と共に徐々に全身に進んでいきます。
65歳以上というだけで、リスクなのです。

年齢以上に、糖尿病や高血圧、高脂血症など、
いわゆる生活習慣病がある人は、さらにハイリスク。

その他、喫煙習慣や心筋梗塞や脳梗塞の家族歴などがあると
更にリスクがアップします。

脳梗塞や心筋梗塞だと、自分でチェックをすることは難しいです。

下肢閉塞性動脈硬化症の場合、
足のしびれや冷えや痛み、皮膚色の変化などから、
足の異常を察知することが可能です。

 

下肢閉塞性動脈硬化症という病気と足の観察ポイントを知り、
異常だと思ったら、早期にかかりつけ医に相談をお勧めします。

早期発見・治療で、足の切断を免れることができるからこそ、
足の観察をする習慣が必要なのです。

 

 

日々のフットケアは大事です

私たちの足は、体重の数倍の力がかかっても、
耐えられるようにできています。

しかしながら、平均寿命が延びている現代では、
身体の耐用年数を超えても、身体が機能するよう、
日ごろのメンテナンスは不可欠です。

足の耐用年数は、50年と言われているので、
多くの人が耐用年数を超えていると言っても、
過言ではありません。

 

みなさん、足のメンテナンスをしていますか?

足のメンテナンスとしてのフットケア。
そんなに難しいことではありません。

足のケアから、靴選びや履き方など、
今までの当たり前だったことを、
生活の中でちょっと切り替えます。

足に良い生活習慣をはじめてみませんか?

それが後の自分の健康、自立した生活へ繋がります。

足のこと、フットケアのこと知りたい方。
ご希望のところへ訪問し、足活講座を開催します。

お気軽にご相談ください。

 

 

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