高齢者向けフットケア講座を開催しました
コロナ禍の影響で2年ぶりに、
高田地域ケアプラザで、フットケア講座を開催しました。
昨年の3月にも開催する予定でしたが、緊急事態宣言で中止に。
その時に準備していた内容から、感染予防もしつつ、
フットケアについて関心をもってもらうよう、内容を吟味しました。
今回はじめて、マスク装着しながらの講義。
マスクで、声がこもってしまうかと心配でしたが、
後方に座っている方にきちんと声が届くように意識しつつ、お話をしました。
「自分の足に関心を持とう!」
手や顔、髪など、人目が届く場所には、
化粧水やクリーム・乳液などで、お手入れする人は多いもの。
ところが、足は靴や靴下に隠されている時間が長く、
あまり足の手入れをしないまま、放置している人が多いのです。足は、身体を支える大事な土台。
しっかり足本来の機能を発揮できないと、
転倒などケガのリスクが高くなります。
意外と知らない足のこと。
足指(趾)、足爪、足アーチ(土踏まず)
どんな機能なのかご存知ですか?
足指は「趾」とも、表記します。
趾は、足を「止める」
片足5本の趾で地面をしっかり捉えて踏ん張り、「身体のバランスを保つ」
歩行の際には、最後趾で「地面を蹴る」という大事な機能があります。
しかしながら、多くの人が、
趾をきちんと使えていないのです。
まずは、自分の足どうなっているのか、
日々の生活から足を観察をして、
異常がないかチェックする習慣をお勧めします。
足裏から足の異常をチェック ~フットプリント~
「フットプリント」って何?
多くの方が、おそらく知らないと思います。いわゆる足裏のスタンプ。
足裏のどこに体重が乗っているのか、足指(趾)足アーチの形など、
気がつかなかった身体の異常サインを出しています。
プリントのインクの濃淡で、
足裏のどの部分に負担がかかっているのかを
知ることができます。
今回のモデルさんは、以前ケガの影響で
右足第2~4趾の中足部にタコができていました。
足指(趾)は、きちんと10本分しっかり認められてました。
踵に荷重が寄っていましたが、足アーチも問題ない。
モデルとなってくださった男性は、
「たまたま靴を買いに行こうと思っていた。
今日のフットケア講座の内容を参考にし、
靴を買いに行くつもり」と話されていました。
靴の選び方についても、合わせて説明したので、
靴選びの参考にしていただけたと思います。
やってみよう!足活トレ
私は、フットプリントを使って、
多くの方の足を拝見してきました。
10代でも外反母趾や浮指が、中高年世代の扁平足など、
多くの方が足のトラブルを知らないうちに抱えています。
日本人は扁平足の人が多いと言われます。
元々扁平足の方も、一定数いらっしゃいます。
しかし、足の細かい筋肉をしっかり使えていない人ほど、
足アーチの筋力が低下してしまい、
扁平足になっているのです。
特に中高年世代に扁平足になった方ほど、
趾の機能低下で扁平足になっているので、
転倒するリスクが高いと言えます。
足トラブルを悪化させないようにするのに、
カギになるのが
「趾を使い、しっかり足を鍛えること」が大事。
趾をあまりに使っていないので、趾が硬くなってしまい、
趾を広げることも難しい人も、珍しくありません。
まずは趾をほぐすこと。
そして、
趾を1本ずつ力を入れられるように、趾のトレーニングが大事です。
趾を手で1本ずつほぐして、動かす努力をすることが、
趾の機能を改善することができます。
足や趾の機能を知り、
自分に必要なフットケアを取り入れてましょう。
時間はかかりますが、地道にフットケアをすることで、
足はきちんと良い状態に変わっていきますよ。
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・健脚独歩のススメ(高齢者向けフットケア講座)
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